窓辺のほんきーとんく

   原稿執筆予定者の一人、昼間たかしさまが出演されるイベントがあるようです。ちなみに昼間さんには足立区論を書いていただく予定なのですが、そちらも非常に楽しみということで。

New Cinema Crusaders 第一回作品

「窓辺のほんきーとんく」
2008年9月27日(土)〜10月10日(金)
池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開
 
 プロデューサー:増田俊樹
 出演:辻岡正人 吉沢明歩  安藤彰則 神楽坂 恵 
      増田俊樹 今野悠夫  椎葉 智 ホリケン。
 監督:堀井 彩
 配給:AMUMO
 http://madobeno-honky-tonk.com/

〜 愛か 映画か 〜 増田俊樹プロデュース作品。
「泳げない女」(堀井 彩 監督)で剣崎役を演じた辻岡正人
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(三池崇史 監督)で共演した
安藤彰則、椎葉 智、今野悠夫ホリケン。等の個性派が再結集。
ヒロインの眞名水を「新スパイガール大作戦」(河村永徳 監督)で
見初めて出演が叶った吉沢明歩が熱演。
映画狂たちが紡ぎ出す恋愛性春群像劇が2008年初秋、
池袋シネマ・ロサにて遂に公開。

10月3日(金)上映後イベント
ロスジェネ世代の愛と性を探る
出演:増山麗奈 赤木智弘  
司会:昼間たかし

D

   「勤務する会社が突然倒産し、職を失った石井晃(辻岡正人)のもとに、大学時代の映研の先輩・村崎(安藤彰則)が押しかけてくる。「とにかく映画を撮る」という村崎の熱意と勢いに負けて一緒に映画を作ることになった晃は、オーディションでメンバーを募る。」ということで、非正規雇用、かつ、元早稲田大学映画研究会所属者として、多分かなり他人事じゃなく見るような気がします。というか、この、「俺はなんもなくてしょぼいから映画で一発当てるか」的とほほ感はとても現実でも大量にあり、メタフィクションのようでもあり。
    「「ヒロインは眞名水ちゃんに決定や」「主人公とヒロインが愛を確かめるシーンで本番をすんねん」映画の中で実際にセックスするところを撮るという村崎の言葉とそれを受け入れる眞名水の態度に動揺し、激しく反対する晃だったが、村崎の映画作りにかける気迫に押され、承知せざるを得ない」とかね。映画の中で本当にセックスしたらアヴァンギャルドでラジカルや! という結構時代錯誤な実験映画野郎とかも実際にいたし、また風俗嬢とか口説いて本当に撮るやつもいて、しかもできあがったのがわけわかんない前衛映像だったり、なんだかそういう塗りつぶしたくなるような過去に塩を塗りこんでくれそうな映画です。
   ちなみに3日は私も見に行きますので、もし現地で「モミアゲください」との合言葉を言えば、もれなくモミアゲを差し上げます。出演が吉沢明歩ってところもいいね。